内祝いってお返しと違うの?内祝いの本来の意味

知っておくべき大人のマナー?内祝いを正しく理解しよう!
お祝いをいただいたら、お返しするのが大人のマナーですよね。でも内祝いとお返しを同じように考えていませんか。内祝いとお返しは、全く違う意味を持っています。内祝いとは、文字通り内つまり身内の祝い事を意味します。内祝いの起源は、家族や身内に何か祝い事があった時に、親族や親しい人を招待し宴席を開いて、共に喜びを分かち合う風習といわれています。また都合で宴席に出席できなかった人や、遠方で招待できなかった人に対しては、挨拶と報告を兼ねて品物を贈っていました。つまり内祝いとは、贈り物をいただかなくても宴席に招待したり、祝いの品を贈るということが本来の意味なのです。お祝いを贈っていなくても内祝いが届くことは自然なことであり、マナーにかなったことといえるのです。
同じと考えていませんか?内祝いとお返しの違いを正しく知ろう!
お返しとは祝い事などで品物をいただいたり、何かしてもらった行為などに対するお礼として、品物を贈ることを意味します。お返しは言葉通り、お祝いなどをいただいた人に対しての返礼なのです。内祝いには身内の喜びをお裾分けするという意味がありますが、お返しという意味はありません。しかし内祝いをいただいてもお返しは不要だけど内祝いとしてお返しするということが、一般的なマナーになっています。このような行為が、内祝いとお返しが混同される一因となったのかもしれません。内祝いもお返しも、相手の気持ちを尊重することが大切です。内祝いとお返しの本来の意味を理解しつつ、相手に感謝や喜びの気持ちを伝えられる贈り物をすることが、現代の大人のマナーといえるのかもしれませんね。